2012年5月16日水曜日

信じられない!原発のテロ対策ナシ

今日のニュースで、まったくもって信じられないニュースが流れてました。 なんと、平成16年から17年まで、 原子力安全・保安院長だった松永和夫氏が、 東京電力福島第1原発事故を検証する国会の事故調査委員会が16日に開かれたのですが、 なんと、NRC。 アメリカ原子力規制員会がテロ対策として作成した、 「B5b」と呼ばれるテロ対策について 「当時の記憶はない」 と、テロ対策について、事故後に初めて知ったという事を明らかにしたそうです。 信じられない話ですね。 小さいころから、日本の原子力というのは多重の防衛策で守られているから、 事故なんて絶対に起きないんだよ。 日本の原子力発電所は世界一安全なんだ。 と教えられてきました。 一昔前の日本の原子力発電所についての、広報を見てみれば、 日本の原発がどれだけ安全であるかの アピールの枚挙にいとまがない事がわかるでしょう。 そういった「安全神話」は、やっぱりただの神話だったことが証明されてしまいました。 真実が暴露されれば、なんのことはない。 日本の原発も、事故を何度も起こしているのですが、 「事象」と言い換えることによって、 事故は起きていない。起きていないんだ! と自分たちに言い聞かせるという、 まさに臭いものにふたをするだけで、 根本的な対策はまったく行わないという、 最低・最悪な管理が行われていただけでした。 みなさん、こんな日本に原発を運営していく能力があると思いますか? 福島原発の事故から1年以上たった今も、 誰一人罰せられることのない、超無責任体制。 現代日本には、原子力発電を運営していく能力はないというのが、 私の結論です。